なんばの想い
伝統工法を活かした家づくりをみなさんに伝えたい
創業当時の想いをそのままに ~受け継がれた棟梁としての想い~
株式会社なんば建築工房は明治20年創業。1代目難波清三郎、2代目難波増市、3代目難波重喜、4代目難波恭一郎(現会長)と家づくりの想いが引継がれました。一代目創業以来、大工として四代に至るまで決して平坦なものではありませんでした。昔、お金に困った時期。先々代を早くに亡くし八人の兄弟の親代わり、4人の子供の親としてその責任を果たした時期もありました。
そのなんば建築工房の基礎を築いた 3代目大工 難波重喜棟梁の『人』としての生涯が今日のなんば建築工房の家作りの原点になっております。大工でありながら花や茶を好み、書画骨董にも関心があり、研究を怠らず、職人道に徹し、思いやりがあり親切な、生涯精進して到達した先代棟梁のこころ。手軽さや、工期短縮に心を奪われた現代。
物理的な住宅という形だけにとらわれず、木と語り、木を愛し、木の心を心として道具を大事に、それを磨くことにより吾を磨く、忘れかけたこころも継承していく家作りを受け継いでおります。
4代目難波恭一郎の時に大工の手仕事の減少と技術の低下の危機感を感じることに。
ここでも合理化と工業化の波は迫っておりました。
手仕事=効率が悪い・コストが高い が認められない価値観は職人の技術の低下を招きました。
そして、技術の継承のため若い大工を育てるには、ある程度安定し安心した環境でないと人が育たないのではないか。そのような想いで平成元年に会社組織にして以来、職人が腰を据えて仕事に励む事のできる職人会社として地道に活動してきました。
「伝統工法と最新技術の融合」は私たちが大切にしているテーマです。自然の力を取り入れ機械に頼らない先人の知恵と現代の最新技術をうまくあわせることで伝統工法を活かした省エネ住宅を実現しています。
今の時代、簡単につくった家を簡単に買うことも出来ますが、家というものは単なるモノではなく、人の生活の一片を担うものです。やはり家を立てようという時には、お施主様のほうも商品を買うような感覚とは違う想いで向かって欲しいと常々思っております。家づくりの完成までにはその裏にいくつもの設計者や現場監督・コーディネーターや職人の試行錯誤があって、小さな部材のひとつひとつにも必ず存在理由があることも知って頂き家づくりをして頂ければ家づくりに携わるものとしては嬉しく思います。
ミッション
(目的、会社の存在意義、社会的な使命)
伝統工法を活かした
家づくりを通し
日本文化の継承を図る
私たちの会社の存在意義は、私たちは今まで培ってきた伝統工法を活かした家づくりを通し、住まい方の提案や考え方を提供する事により日本文化を継承し心豊かな社会を実現することです。 私たちは建築という枠にとらわれず、日本文化の考え方を学び広めていく事により心豊かに暮らせる社会を作る事が私たち会社の使命です。
※私たち=家づくりに関わる全ての人をさします。
ビジョン
(目標、方向性、測定値、なりたい事)
~日本人の大切な想いを
継承する家づくり~
家づくりで
日本一の棟梁をめざす!
棟梁とは、まさに家でいう棟と梁の重要な部分である。その重要な部分を指す事から大工・左官・鍛冶など様々な職人を束ねる人をいいます。棟梁は全ての事ができないといけません。旦那様と話し、設計ができ、現場の管理ができ、自ら現場をおさめ、人をまとめるマネージメントができ、お給料を払うための経営ができ、旦那様の資産を預りそして守り、建てた後の管理もする。そして、様々な素養と人間力を兼ね備えた人が棟梁と呼ばれておりました。
現代の家づくりにおいて棟梁といえる人や会社はどの程度あるでしょうか。私たちは家づくりの本来の姿を求め学びながら、常に会社全体で棟梁をめざす姿勢を忘れてはいけないと思います。上記で述べたように、棟梁はもちろん技術的な知識と腕が素晴らしい事に加え、設計する能力や現場を管理する能力、経理的な能力、経営の能力など全てにおいてプロである必要があります。会社というチームとしてそれぞれの役割、担当を全う出来る会社作りを致します。
そして、棟梁のもう一つの素養。家づくりだけでは無く日本文化を学び人間力を高め想いを継承する家づくりで日本一を目指します。